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■本音を言うのは今じゃなくてもよい(ブランカさんとジークヴァルドさん)

 酷い土砂降りだった。

 ヘーゼルブラウンの髪をしとどに濡らし、濃紺の外套に身を包んだ女が一人、林の中の巨木の影に身を寄せる。走り回ったお陰で跳ねる鼓動と乱れる息をどうにか落ち着けようと試みるが、浅く短い呼吸は治まる気配を見せない。せめて雨音に紛れることを祈りながら、限界まで巨木に身体をくっつけ、くるりと視線で周囲を確認した。
 ひとまず視界に入る範囲には追っ手の影が無いことに安堵する。気持ち体重を巨木の方へもたせかける様にしてから、女は長めの吐息をひとつ零した。

 任務そのものは計画通りに進んだのだ。

 ターゲットが隠し持つ情報を予定通りに入手(記憶)し、離脱する。追っ手がかかるのも計算のうち──ただひとつ、誤算があったとすれば、この大雨。雨に紛れて姿を誤魔化せるかと画策したが、結果的に逃亡に際して仲間と落ち合うのを阻まれ、追っ手の追跡を容易にしてしまった。記憶に刻んだ周辺地図と仲間と落ち合う予定だった場所を思い浮かべ、そして己の現在位置を割り出して合流しようにも雨のせいで星さえ見えず、正確な立ち位置が測れない。それでもおおよそのアタリを付けて進んだところで今に至る。
 さて此処からどうすべきか──息を整えながら思考を巡らせる、落ち合うはずの仲間はさすがにもう待っていないだろうし(むしろ立ち去っていて欲しい。ずっと待っていたのでは彼女の身にも危険が及ぶ)、こうなってしまっては自力で本部へ戻らなくてはならない。このような事態は常ではないが、ままあることでもあるので然程深刻にはならず、それでも女は疲れたため息を一つ落とす。雨水を吸ったコートがずしりと重く感じられた。

 ふと、今回計画では自分を待って拾っていってくれるはずであった後輩の鮮やかな赤い髪と凛とした碧眼を思い出す。

 任務が当初の計画通りにすんなりと進むことは──存外多くない。むしろ今回のように何らかのハプニングで多少の変更を求められることの方が多い(とはいえ、これは自身の経験談であるので、他の人がそうだ、とはいいきれないのだけど)。それでも毎回後輩は心配し、叱ってくれる。それが彼女の可愛らしさであり美点でもあった。
(これでは、今回も叱られてしまうわね)
 内心でひとり呟く。
 これは、できる限り急いで帰還して怒りを鎮めてもらわなくては──と木に預けていた身を起こそうと足に力を込めるのと同時に背後に人の気配。

 ひゅ、と息を飲んだ音が聞こえただろうか。

 身を固くしてみるも、時遅し。どうするか、と思考を巡らす隙もなく一歩先んじた相手の左手が女の腕を掴む。そんな場合ではないのによそ事を考えていた油断か、相手がこちらより上手だったのか。歯噛みしたところでどうにもならず腕を引かれるままに身体を反転させる。

「……ジーク」

 振り向いた先、視線を転じた向こうにいたのは──追っ手ではなく見知った顔。

 惚けたのは一瞬で、寄せられた体を一歩後ろに引きながら腕を外そうと試みる。相手の掴む手にはそれほど力がこもっていなかったのか、拘束はするりと解けた。
「なぜ、ここに」
 雨音に紛れるギリギリの音量で問いかける。
「……待てども集合場所に現れないあなたを心配したローザさんが参謀長に増援を懇願したんです──ブランカ、怪我は」
「ないわ」
「ローザさんが別ルートであなたを探しています──落ち合う場所は決めてますのでそこまで移動を……走れますか?」
「……走れる、けど」
「けど?」
 女──ブランカは自身の頭を左右に振る。知り合いの顔を見たからか、それが長年の顔見知りだったからか、途端に細かく震えだした指先をきつく握る。
「すれ違いにならなくてよかった」
「……探索ルートを決定したのは参謀長ですよ──かなり賭けではありましたが」
「そう……」
 話をつなぎながら握り込んだ指先をそろりと開く。まだ震えが治らない。その震えに気づいているのか否か、ジークヴァルドが音もなく手を伸べてくる。とん、と一度だけ触れて離れて行く掌を追いかけて、ブランカは相手の手を握りこんだ。お互いに手袋をしているために、体温はわからない。わからないが、確かにそこにある存在にほつりと緊張が解ける。
「ジーク」
「……はい」
「5分だけ」
「……」
 どうぞ、と密やかに応える声にブランカは一歩体を寄せ、眼前の自分よりはるかな長身に身をもたせかける。自分が身につけているコートと同じく相手が纏うコートも同じようにたっぷりと水をすっており、触れる頰を湿らせた。しらずに溢れた吐息に応えるように、相手の手がゆるりと持ち上がり、するりと髪を撫でられた。そろりと目を閉じ──しばし。

「5分です」

 小さく告げられる時限に、うん、と一つ頷いて身を離す。相変わらず雨はひどいが、それでも先ほどに比べると周りの景色は少し明るくなっているようだった。

「ジーク」
「……はい」
「……いいえ、やっぱりいいわ」
 そうですか、と答え視線を森の方へ向ける人を見遣る。
「もどったら」
「はい?」
「いいえ、行きましょう」

2018.08.18 [mitra]

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  • ■多くは望まない(のろけブランカ)

    「え、ただの一度もないんですか?!」

     心底驚いたという、ローザの声を聞いて、ブランカはきょと、とその瞳を瞬かせた。
    「それは、そんなに驚くこと?」
    「そりゃ、驚きますよ! ジークさん、もっと甲斐性があると思ってたのに」
     ちりちりと怒りを湛えた美しい青を見遣りながら、ローザの瞳は美しいなぁなどと場違いな感想を抱く。きり、とした表情で睨まれ、思わず肩を竦めたのは致し方のないことだろう。
    「でもほら、一般的な流れとは違うから」
    「それだからこそ、でしょう!」
     フォローのつもりで放った言葉は、ますます彼女を怒らせたようである。しまった。
     ブランカは己の伴侶に対する悪評をどうにか覆せないかと思案するも、妙案が浮かばず黙り込む。そも、なぜこのような事態になったのだっけと数分前のやり取りを思い出す。そうだ、愛情を表す言葉を相手から述べられるか否かについてのやり取りだった。
     先日縁あって夫婦の契りを交わすことになったブランカと彼女の夫は、元々が友人関係であった事も相まってか、所謂「おつきあい」というものを経ていない。それどころか、青天の霹靂も霞むほどの行き成りぶりで同僚を始め職場の面々を驚かせたのは記憶に新しい。そんなわけだから、その裏にはどんな熱愛があったのか、と周りの興味も募るばかりではあるのだが。
    「でも、わたくし、ジークと恋愛をしたいのではなくて」
     控えめに落とした言葉にローザが、ギッとブランカを睨む。
    「はい?」
     一瞬、ひやりとしたモノを背中に感じつつ、ブランカは言い募る。
    「だから、あの、家族になりたくて」
     ややしどろもどろになった回答にローザの怒りが治まったのか、呆れられたのか、は~、と長い溜め息をつかれる。
    「この先の人生を一緒に過ごすなら夫婦が一番違和感がないかと」
    「そんな契約的な」
    「でも、ある意味婚姻ってそうだわ。それに、夫婦になると、世間的にも"家族です"ていうお墨付きがもらえるわけだし」
    「まぁ、そうですね」
    「遠く離れたところでジークの身に何かがおきても、一番に連絡がくるのよ。奥さんだから」
    「ん~~~ま~~そうなんですけど~~」
     そうじゃないんだなぁ~~、と、眉間を押さえるローザに、ブランカは朗らかに笑う。

     別に、あいのことばなど、なくてもいいのだ。
     ただ、まろみのあるあまやかな声音で、己の名を、それは大事に呼んでくれるので。それだけで。 2017.01.24 [mitra]
  • ■汝その目を見開きて(参謀長と愉快な仲間たち)

     凍てつく空気を切り裂いた声無き悲鳴は、教皇庁枢機室--通称をミトラという--にも僅かな衝撃をもってもたらされた。 インドラが密造品売買の売人として追いかけていた人物は、奇しくもミトラが別件で追いかけていた人物でもあったためだ。
     僅か数枚の調書に纏められた事件の顛末にざっくりと目を通しながら、ミトラ内参謀長という役割を担うエヴァルド小さく溜め息を漏らす。その様子を見て、控えめに声をかけたのは彼の副官を務めるジークヴァルドだ。
    「折角の手がかりがなくなってしまいましたね」
     参謀長とその副官に与えられた執務室には、窓からやわらかな光が射し込み、落ち着いた色調で纏められた調度品類が鎮座している。穏やかな景色とは相反して室内の空気は重苦しい。
    「仕方ないですね……もう少し大きな魚が狙えるかと期待して泳がせておいたのはこちらですし、こういう事態が起きる可能性も考えないではなかったですから」
     持っていた紙束を乱雑に執務机の上に放り出しながらエヴァルドは薄く笑う。その目元には疲れが色濃く残り、彼の落胆を伺わせた。その様に、ジークヴァルドは僅かに眉を顰めたが、それ以上の言及はせず、それにしても、と言葉をつなぐ。
    「調書を読む限り、ターゲットはインドラの見習い生が止めを刺してます。にも、関わらず、もう一人が出てきてインドラの教官を殺しているというのは」
     ジークヴァルドの言葉に、エヴァルドがこくり、と頷く。
    「ちょっと引っ掛かる、かな」
    「ですね……そこで黙って逃げておけば存在すら感知されずに済んだかもしれないのに、正体がバレる危険を冒してまで殺す必要があったのでしょうか」
     エヴァルドが右手人差し指で、こつりこつりと執務机を叩く。
    「ひとつ、売人が死んでいるという確証が持てなかったので、用心のため。ひとつ、売人を殺された報復」
    「もしくは……件の教官も何らかの関りを持っていて、もともと双方を殺すつもりだった」
    「……この調書とインドラから貰った個人履歴を見る限り、そんなに需要人物とも思えないけどね」
    「そうですねぇ……見習い生については、調書通りで嘘はなさそうです」
    「根拠は」
    「ブランカに探らせました」
    「……いつのまに……本当?」
     そこでエヴァルドは、初めてジークヴァルドの背後にある机で書類を纏めていた女性へ声をかける。ブランカ、と呼ばれた女性は、書類から顔をあげ、掛けていた椅子から立ち上がる。かたり、と椅子をひく音が執務室に小さく響いた。
    「本当です。先週、業務復帰前の彼女に面会してきました……亡くなった教官の友人ということで」
     もちろん、そこには嘘が含まれる。ブランカは件の教官と友人であったことはなく、面識さえ怪しかった。
    「うん、それで」
    「彼女は売人が重要人物であること、あの日は足取りを追いかけていたら遭遇し、たまたま一人になったため仕掛けたことを話してくれました……それ以上の情報は持っていないみたいでした」
    「なるほど……指導担当官については何か?」
    「そこにある個人履歴以上の情報は持っていませんでした。それなりに信頼はしていたようですが……」
    「まぁ、もし本当に何かきな臭いものを持ってるんだとしたら見習い生には悟らせない、か」
     諦観を覗かせるエヴァルドにジークヴァルドが一つ提案をする。
    「……一度、インドラを探ってみますか?」
    「そうだなぁ、室長にかけあってみようか。出ないのは当然、出たらもうけ物、くらいで」
    「そうですね」
    「わかった……この件は俺から話しておくから、二人は別件にとりかかっていいよ」
     にこりと告げるエヴァルドに、軽く会釈をして了承の意を伝えたジークヴァルドはブランカを伴って執務室を後にする。

     ジークヴァルドのあとに続いて執務室を辞したブランカは、むすりとした表情を覗かせ、眉を寄せた。
    「何」
    「……本当にインドラに探りをいれるの?」
    「まぁ、手がかりが潰えた以上は」
    「あの指導官、本当に関りがあるのかしら」
    「それが分からないから探るんじゃないですか」
    「……そうね……」
    「怪しくなさそうにみえても裏に別の顔を隠している、なんて今までざらにあったでしょうに」
    「そうなのだけど……あの見習い生の様子をみるとちょっと……」
    「……ブランカ」
    「わかっているの……わたくしたちとしても、早い段階で新たなターゲットを見付けて追いかけないと、この件が闇に紛れてしまうことも」
     並び立ち、廊下を歩きながらジークヴァルドはちらりと横目でブランカを見遣る。
    「情でも沸きましたか」
     やや硬めの声音で発せられたジークヴァルドの言葉にブランカは数度瞬きをし、ジークヴァルドを見上げる。
    「そうではなくて……ただ、インドラを探っても何も出ないような気がして」
    「……うん?」
    「あの指導官を巻き込んだのは相手方がこちらを霍乱するためのような……確証はないけど」
    「これで、偽の証拠でも出てくれると探りがいがありますね」
    「ジーク」
    「そうでしょう? 何か出れば足がかりになる。……ホンモノならなお歓迎」
    「……そうだけど」
    「ともかく、一度叩いてみないと始まりませんから」
     そうね、とブランカは溜め息を漏らす。

    *****
    「礎たるもの」ttp://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7049013 に着想を得た、ミトラ小話
    ねつ造しかないし、やや屁理屈じみてしまったかな……。 2016.08.17 [mitra]
  • ■利害の一致、以上に的確な言葉がない(ジーブラ)

     ふと、気付いてしまったのだ。

     その日はとてもよく晴れた暖かな日で、ブランカはアカデミー時代の同級生の結婚式に出席していた。厳かながらも華やかに飾りつけられた教会内、多数並ぶ木製の長椅子の後方のひとつに腰を落ち着かせたブランカは、つと隣に座る男へと視線を向ける。隣に座るのは、同じく同級生だったジークヴァルドだ。
    「どうかしましたか」
    「……なんでもないの」
     ふるりと首を振ってジークヴァルドの質問に答えたブランカも、そして隣に座るジークヴァルドも、常に身にまとう濃紺の制服ではなく、祝いの席にふさわしい華やかな格好である。
    「見ほれましたか」
     にこやかに問いかける男の顔をちらりとねめ付けると、ブランカは視線を祭壇のほうへと向ける。
    「違うもの」
     そうですか、残念。などと、少しも残念そうではない声でジークヴァルドが笑いと共に呟くのを、聞き流して、ブランカは今日の主役である同級生のことを思う。人生を共に歩む相手を見付けたと報告してきてくれた時の同級生の、晴れやかな笑顔が脳裏に蘇る。

     そして、ふと。

     そうえいば、隣に座す同級生にだって、いつか、そういう相手ができるかも知れないということを。

     職場が同じで仕事内容も近く、近ごろでは一緒に仕事をする機会も増えたこともあり、そして同級生の気安さも相まって、仕事終わりに食事をもにすることもしばしば。だが、彼に伴侶ができれば、今と同じような付き合い方は控えるべきだろう。自宅に待つ人が居る相手を、気軽に食事に誘うような行動をとることはできない。

     そんなような流れから、ジークが結婚してしまったら寂しい、というような内容の話をした、のは確かだ。話を聞いたジークヴァルドは、そうですか、と常と変わらぬような表情をしていて特に大きな反応も無かったので、然して切羽詰まった心情でもなかったブランカは、そのままするりと流してしまったほどであった。
     それから、3週間程経過したある日、ブランカは青天の霹靂、というやつを体感することになる。

     ジークヴァルドにプロポーズされたのだ。

    *****

     ブランカとジークヴァルドの関係性が友人から婚約者になり、早2週間。なんとなくぐったりした様子のブランカを前に、ローザは目を瞬かせた。二人は昼食がてら職場からほど近いカフェに来ており、目の前には美味しそうな若鶏の香草焼きが湯気を立てている。
    「ブランカさん、体調悪い?」
     だったら、このランチメニューは良くなかったのではないだろうか。日替わりランチはメニューを選べない代わりに他よりかなり安価なので、二人はよく利用するのだが。
    「ちがうの、悪くないの」
    「?」
     だいじょうぶ、食べる……と、フォークを握るブランカに、ローザは首をかしげた。
    「ブランカさん」
    「なぁに」
    「ご婚約おめでとうございます」
     ローザの言葉に、ブランカがあからさまにびくりと体を揺らす。
    「丁度、任務に出てて。聞いたのが昨日で」
    「うん、ありがとう」
    「……の、割に、あまりありがとう、な顔じゃないですね」
    「え……そんなこと」
     ないよ、と続く声のか細さにローザは眉を顰める。
    「……何があったんですか」
     何かがあったと返答すれば即座に席を立ち相手を懲らしめに行きかねないローザの声音に、ブランカは一瞬目を見張り、それから目を細めて笑った。
    「ちがうの、そういうのじゃなくて」
    「??」
    「あの、婚約したでしょう」
    「はい」
    「そうすると、時々違うなぁって思うことがあって」
    「何がです」
    「えーっと、こう、声音とか呼び方、とか行動とか?」
    「ジークヴァルドさんですか」
    「そう」
    「……そりゃ、まぁ、そうじゃないですか? 友人と婚約者では扱いは同じにならないですよ、心情的にも立場的にも」
     のろけかと思い、半ば呆れ気味に返答するローザに、ブランカはむぅ、と表情をゆがめた。
    「まぁ、普通だったらそうなのだなってわかるけど。ジーク、わたくしを、好きなのかしら」
    「は?」
    「そういうのとは、違うっていうか」
    「は??」
    「突然だったし」
    「は???」
    「利害の一致って言うか」
    「ブランカさん」
     ローザの顔がずいぶんと強ばっていることに気付いたブランカは、己の言葉が彼女に誤解を与えたことに気付く。とっさにどう言えば伝わるだろうかと考えたブランカに、ローザは真っ直ぐ射貫くような視線を向けてくる。
    「ブランカさんは、ジークヴァルドさんのこと、好きじゃないんですか」
    「……え?」
    「婚約をうけたのだって、流されたわけじゃないでしょう」
    「……」
    「え、まさか……」
    「ちがう、違うわ!」
    「あ~びっくりした。そこで黙らないでくださいよ」
    「うん、ごめん……そうね、うん」
     ま、とにかくお昼を食べましょう、とフォークを握り直す表情が、常の通りになっているのを確認して、ローザはちらりと肩を竦めたのだった。

    *****

    「で? 利害の一致がなんですって?」
     残業中、前ぶれもなく問われた内容に、ブランカは即座に意味を捉えることができず、え?、と間の抜けた音を発する。 それから、はたと、昼間ローザと話した内容を思い出す。口止めの約束をしそこねた自分を恨みつつジークヴァルドを見上げると、どうやら珍しく機嫌をそこねているらしい。はて、と思いつつ、
    ブランカはことりと小首を傾げた。
    「……世間一般的な恋愛とは違うでしょう?」
     その台詞に、ふむ、とやや思案するような表情をジークヴァルドは見せる。
    「貴女にとっての、『利』と『害』てなんです?」
    「え?」
    「私にとっては、『気兼ねなく隣に居られる』と……そうですね、害は『信じてもらえないこと』ですか」
     にこりと告げられた内容にブランカは押し黙る。
    「……その場の雰囲気に流されたわけではないのよ」
    「知ってますよ」
    「……」
    「まぁ、友人であった期間の方が圧倒的に長いですからね……すぐに色々切り換えるのは難しいですよね」
    「……ジークも?」
    「……さぁ?」
    「……わたくしにとっても、ジークの傍に居られるっていうのは、嬉しいことだわ」
    「光栄です」
    「茶化さないで」
    「真面目ですとも」
    「……」
    「互いが隣に居ることを望んだ結果が今の状態なのは、ごく一般的な流れとそんなに違わないでしょう?」
    「ジークがそんな望みを持ってたなんて全然知らなかったわ」
    「貴女こそ」
    「……だって、つい最近知ったんだもの」
     なるほど、それもお互い様ですね、と微笑まれてブランカは数回瞬きをする。
    「こんなに長いこと一緒に居て?」
    「そっくりお返しします」
    「……だって、ジークもっと、鋭いでしょう」
    「……例外もあるんじゃないですか」
     まぁとにかく、利害の一致も見られたことですしね、と朗らかに言うジークヴァルドがじわり、と距離を詰めてくる。
    「? ジーク?」
    「納得したでしょう」
    「うん」
    「じゃあ、いいですよね」
     え、何がと、問いかける前に目の前の男に呼吸ごと持っていかれた。 2016.02.22 [mitra]
  • ■食い意地を張った人達の集い(ミトラ)

     きっかけは、ほんの些細な好奇心だった。

     目の前の、然程大きいとは言えないテーブルの上に次々に並ぶ色とりどりの菓子類に、常からあまり表情を崩すことのないラウコーンの顔が若干の引きつりを見せる。
     深みのある色調の木製テーブルは重厚な印象でありながら暖かみがあり、揃えで設えられた椅子はどっしりとした作りながら座面と背もたれにはクッションが貼られ座りごこちが良い。床も天井も、きらびやかになり過ぎない程度に装飾されたここは、最近ご近所で有名になりつつあるパティスリーだ。カフェも併設するこの店は、休日ともなると店内は女性客で埋めつくされるほどになるのだが、平日で夕方のやや遅い時間であるためか、店内は然程混雑している印象はない。
     4人掛けである席の、斜向かいに座るブランカは、やや顔を引きつらせたラウコーンとは対照的に、ずらりと並ぶ菓子類に目を輝かせた。対して、ラウコーンの向かい側に座るジークヴァルドは特に常と変わることなく、淡々としている。

     時はやや遡り、小一時間程前。
     枢機室の皆が使用する執務室の扉を開けたラウコーンは、室内の隅のほうで何事かを相談するブランカとジークヴァルドに遭遇した。扉を開けた音により、ふたりの会話が止ってしまったらしいと気付いたラウコーンは、すこし困ったように眉を下げ、お邪魔してしまったかな、と苦笑を浮かべた。
    「いえ、たいした話はしてませんでしたから」
     対するジークヴァルドはいつもの通りにこやかだ。ジークヴァルドの言葉にブランカもこくこくと頷き、は、と気付いたように笑みを浮かべる。
    「ラウコーンさんも行きますか?」
    「え?」
     突然の問いかけにラウコーンが面食らっていると、ジークヴァルドが君、言葉が足りないよ、とブランカを咎めた。
    「あの、仕事あがりにカフェに行こうと思ってるんです。期間限定でドルチェが食べ放題らしくて」
     と、ジークヴァルドが差し出してきたお店の宣伝紙らしきものを覗きこむと、ラウコーンも聞いたことのあるパティスリーの名前が記載されていた。
    「あぁ、最近評判が良いみたいだね?」
    「そうなんです。一度行ってみたくて!」
    「どうやら男女2名の組合わせで行くと割引率が高いらしくて」
     なるほど、宣伝紙の下の方にそのような旨の注意書がしてある。
    「面白い企画だねぇ」
    「季節毎に集客効果を狙ってやってるそうですよ」
    「なるほど」
    「あ、でもジーク、この場合、ラウコーンさんは割引になるのかしら」
    「どうかな……そしたら、君とラウコーンさんがペアってことにすればいいんじゃないか」
    「え!? いやいや……」
    「うん、じゃあそうしましょう。……えっと、ラウコーンさんは今日は何時くらいにあがれそうですか?」
    「や、ちょっとまって」
    「「?」」
    「お邪魔じゃ、ないのかい」
    「いいえ?」
    「全然」
    「……ふたりで、でかけるんだろう?」
    「? 当初の計画はそうでしたね」
    「……その点はご心配なく」
    「いいのかい、ジークヴァルド君」
    「多分、貴方のご想像のようなことはないですよ。利害の一致からですから」
    「? ジーク、なんのお話?」
    「ワリカンの話」
    「??」

     というやり取りがあったことなどをラウコーンが思い出す間にも、色とりどりの菓子類が運ばれては消費され運ばれては消費されていく。ブランカはあれそれと少しずつ味見をし、残ったものはジークヴァルドが食べるという方式がふたりの不文律であるらしい。然程大食漢でも甘いものに目がないというわけでもないラウコーンは一つだけ気に入った菓子を選び、なかなか珍しい隣国から輸入されたという紅茶を注文したのみに留まっている。
    「よく食べるね」
     感心しながら漏らした感想にジークヴァルドがふとラウコーンを見遣る。
    「燃費が悪いんです」
    「燃費」
    「食べてもすぐ消費されてしまうみたいで」
    「それは……太らなそうだね」
    「ですねぇ」
    「ずるい話だと思いません?」
     こっちはすぐ身になるのに、などと横槍を入れるブランカにラウコーンが朗らかに笑う。
    「ブランカ君……お菓子を目の前にしていう台詞じゃないなぁ」
    「……ラウコーンさん、手厳しい」
     と、若干ふてくされるような顔をみせたすぐあとに、開き直ったかのように破顔し、よし、じゃあもう少し貰ってきます、と席を立つブランカの背中を見送る男ふたり。

    「……利害の一致ね」
    「私はお手軽にたくさん食べられればそれでいいですし、彼女は色んな味を堪能できる」
    「確かに」
    「食べかけのものを人に渡すことに抵抗がないわけじゃないみたいで」
    「ふむ」
    「私は付き合いが長いから遠慮しなくていいそうです」
    「なるほど」
     そういえば、時候毎のイベント事のころになるとふたりでよく出かけてるのは……と、ラウコーンが言いかけるとジークヴァルドが綺麗な笑顔を見せる。
    「そりゃもう、食い意地張った結果ですかね」
    「えぇー」
     もうちょっと浮ついた理由じゃないのかい! と不満げなコメントをラウコーンがこぼしたところでブランカが戻ってくる。単語を正しく聞き取れなかったのか、小首を傾げてラウコーンへ問い返す。
    「浮気の話?」
    「いやいや、まだそこまで到達してないでしょう」
    「ラウコーンさん、浮気はだめですよ、何処に到達しても」
    「うぅ……私じゃないよ」
    「……あら、じゃあジーク?」
    「こんなに一途なのに」
    「食に対してね」
    「あぁ、ジーク沢山食べるものね」
    「ラウコーンさんのスコーンも絶品だそうで」
    「……今度作ってあげるよ」
     はぁと溜め息とともに吐いた台詞にブランカがきょとんと瞬きをする。お疲れですか? と問いかけられて、今まさに疲れたよ、とは口にせず、ラウコーンはそっと微笑んだ。

     あれ待てよ、食べ差しをやったりもらったりできるってことはそれなりに? などと思ったのは家路に着いた途中のこと。


    ****
    まるでジークさんが食いしん坊万歳みたいになってしまって、心底ごめんなさい。あと、ラウコーンさんは甘いもの苦手なイメージを勝手に持っているんですが(でも作るのは得意)、間違ってたらごめんなさい。なんだかよくわからないけど、ラウコーンさんとジークさんを会話させたかっただけで、ブランカはオマケ。 2015.08.24 [mitra]
  • 不思議な力を使える人と使えない人が共存する世界。
    いずれの人たちも、幾つかのコミュニティを作って生活している。それぞれのコミュニティを「國(くに)」と呼び、それぞれの長を「王」と称する。仲が良いコミュニティもあれば、仲が悪いコミュニティもある。國単位で争ってる場合もあるし、個人単位ではとっても仲良しな場合もある。

    いくら不思議な力を使えても、蘇りと不死だけは出来ない。不老は例外的にアリ。長寿はごく普通にありえる。不思議な力にも限界はあるんだよ。

    機械は現在の文明レベルと同等というよりは、中世くらいの文明レベルにファンタジー要素を盛り込んだものを想像してくださると助かります。スチパン的な。ふんわり。

    <不思議な力が使えるコミュニティ>
    基本的には生まれ持った潜在能力で力の強弱が決まる。一部、勉強に勉強を重ねた結果凡人が天才を凌ぐことはある。

    ・斎(さい)
     人外と契約することが出来る。
     必要なのは己の能力と血と肉。
     一回に契約できるのは3体まで(能力が低い人は1体のみのこともある)

    ・暁(ぎょう)
     神を信じる。
     この世の不思議は全部神の奇跡。己の能力も神の加護。

    ・湮(いん)
     魔法使い。
     不思議な力の理由がしりたくて研究と勉強に勤しむ。
     ただし、解明した謎は門外不出。一族同士で共有します。

    ・黄泉(よみ)
     占い師。
     夜の間、夢の代わりに未来を視る。
     能力によって、遠い先だったり、すぐ明日だったり、正確だったり不確定だったり。もちろん、普通の夢の日もある。夢か予知かは本人には見分けがつくらしい。
     未来を視ることができるのは女性のみ。
     (地図上では存在しないことになっている。規模や人口は全く不明)

    <不思議な力が使えないコミュニティ>
    ・共和(きょうわ)
     不思議な力は使えないけど機械で色々やってるよ。
     心のどこかに力が無いことへのコンプレックスがあったりする。
     地図上一番大きな國。内部が更に四層に分かれていて、各層を自由に行き来できる人と出来ない人がいる。

    ・スラム
     何らかの理由で國というカテゴリを抜けた人達の集まる場所。
     時々力が使える人も潜んでる。 2015.08.23 [air_ef]
  • ゆきともさん(@ploua)暁・神の教えを編纂する神学者。信仰心は厚い方だが神を至上としている訳ではなく、寧ろそれを信じる側が起こす、時に奇跡と呼べるような事象について興味をもつ。膨大な資料を目の前に、今まさに奇跡が起きて教えを自動筆記してくれたらいいのにとか思う時もあるらしい。 2015.08.23 [air_ef]
  • 環さん(@smalt):共和第4層・中央図書館司書。閲覧室での私語については2回までは見逃してもらえるが3回目はナイ。自らも本の虫と同僚たちから評される程の読書量。書籍を乱雑に扱う輩には厳しいお仕置きが待っている。延滞にはやや寛容で、貢物(食べ物が喜ばれる)があればほぼ見逃してもらえる。 2015.08.23 [air_ef]
  • Amyさん(@amy_amobelle):斎・契約獣の能力のおかげで、動植物や人ならざる者とも会話ができる。故にいつも周りには動物たちが群がり、ちょっとした不思議ワールドに。時々長い長い愚痴話につき合わされたりするのがたまにキズなんだとか。でも最後まで聞く。ちゃんと聞く。 2015.08.23 [air_ef]
  • そめさん(@canary_13):暁・自らの祈りを練り込んで反物を織り上げる。使う糸、篭める祈り、その時の気候等によって微妙に色を変える布の数々はとても高値で取引されるらしいが本人は無頓着。自分の好みにマッチする究極の色を求めて今日も機を織る。時々染料となる草木を求めて旅にでる。 2015.08.23 [air_ef]
  • みかんさん(@sumeragi023):湮・今は失われてしまった精霊召喚の方法を研究している。新しい魔法を試すのが大好きで、時々窓硝子を粉砕したり不思議な色の液体を産み出したりするが本人はいたって真面目。今一番悩んでいることは、もし精霊の召喚に成功したら、最初の挨拶は何にしよう、である。 2015.08.23 [air_ef]
  • fuuさん(@espiralbonita):共和第2層・郵便物配送会社の専属飛空挺操縦士。特別な通行証を持っており、國と國を自由に行き来できる。どんな辺境の地であっても必ず手紙を届けることをモットーに。時々道に迷ったフリして色んな景色を眺めに行ってる。停泊中の飛空挺の甲板でお昼寝が趣味 2015.08.23 [air_ef]
  • ナルさん(@nal_r):黄泉・広大な未来予知は出来ないが、明日の天気を視る事ができる。今は國を飛び出し各地を渡り歩いていて、いつか夢でみたキラキラの虹を見るのが旅の目的。晴れの日も好きだけど雨だって嫌いじゃない。ふんわり笑顔のおかげか旅先で声をかけられることが多いけど実は人見知り。 2015.08.23 [air_ef]
  • 栴香さん(@senka_):暁・神の教えを説く教会に所属する聖歌隊のソリスト。その歌声には聴く者を癒したり鼓舞したりする力があると言われる。本人的にはもっとポップでファンキーな曲が歌いたいんだとか。どうせなら、皆で歌って踊れたほうが楽しいし、じっと静かに聞かれるよりは一緒に楽しみたいもの。 2015.08.23 [air_ef]
  • かいさん(@kaiiii ):共和第3層・家庭用の機械を製造する会社に所属する設計者。緻密な計算と設計に基づいてあれそれ考えるのが好き。自分が設計した機械の各部品がガジらず滑らかに動く様をみるとドキドキするらしい。図面は手書きにこだわり、紙にもこだわる。時々破いてしまい叫び声が聞こえる。 2015.08.23 [air_ef]
  • もっと詳細に知りたい人向け。厨二病発症してますのでご注意あれ。

    <不思議な力が使えるコミュニティ>
    ・斎(さい)
    異界の存在と契約することができる。異界のものは基本的に人間の世界に存在することができないため、契約後は己の血肉に彼らを住まわせる。メリットは不思議な力と長寿の力を得ること。デメリットは己の死後、屍体は彼等の餌となってしまうこと。一度に契約できる異界さんは多くても3体まで。何事も腹八分目。だいじ。

    ・暁(ぎょう)
    自分たちの信じる神にその身を捧げ、信仰を捧げる代わりに加護を得る。信仰の証は体の一部に刺青として残され、秘める潜在能力の高さによって刺青が大きくなる。医療技術に長けた、魔法を使用せず薬草等を用いての治療術にも長けている。不思議な力は神への祈りの言葉をもってその力を一時借りるという概念であるため、あくまでも「神」から授かった力であり、あくまでも「借り物」である
    ため、能力値を高めるための鍛錬はあまり好まれない。どちらかというと、神を深く知る為の勉強等がもてはやされる。デフォルトで長寿な人種。信仰心には差があれど、神の存在を疑うものは無い。

    ・湮(いん)
    世界にある様々な物質に宿るという力を引き出すために様々な角度から研究を重ねてきた人々の國。長い儀式や複雑な神秘象形を用い、魔韻を籠めた言霊で呪文を組み上げることで精霊と接触をはかり力を借りる(一言でいうと魔法使い集団)魔法を幼い頃から学校などで学び、能力の上下はあれど、国民皆が一様に使う事が出来る。長きに渡る鍛錬と勉強によってのみ魔法の力は得られる物であり、鍛錬の内容については湮国外に持ち出す事を一切禁じられている。

    ・黄泉(よみ)
    地図上では存在しないことになっている、かつて清都と呼ばれた場所。夜の間、夢の代わりに未来を視る事ができる者が住むという。見通せる未来の精度や規模は、能力により変化する。
    未来を視ることができるのは女子のみ。(規模や人口は全く不明)


    <不思議な力が使えないコミュニティ>
    ・共和(きょうわ)
    不思議な力が使えないかわりに機械に依存して生きる。人体と機械の順応性(体内にまで融合可、一部義足や義手的に使う、皮膚接触まで、乗り物的に使う等)によって階級が分かれ、居住区も分かれる。もちろん融合性が高い方がエラい。居住区は一層から四層に分かれ、数値が大きいほうがピラミッドの頂点(つまりエラい)中には「力が使える人がいる」ことを知らない人もいる。スラムのことをゼロ地帯と呼んで蔑んでいる。

    ・スラム
    何らかの理由で國というカテゴリを抜けた人達の集まる場所(自主的、やむを得ず等様々)。國と國のすき間、人が寄りつかないところ、など無数に存在する。
    大きさもマチマチ。集まる理由も様々なので、物騒なスラムもあれば、アットホームなスラムもある。全体的に治安は良くない。

    (まぁ、アレです。本家でやった# air_e(f)遊び(ttp://yuz.hacca.jp/_a2/gallery.cgi?no=21)の第二回戦的な) 2015.08.16 [air_ef]
  • 【入手/戦功1】友軍の錬金術師によって強化された武器あるいは防具がアルナ
    @同盟の元に届いた。《高品質の武具》を得る。

    *****
    HP 71/SP 24/戦功 24/アイテム・同行者:もうすぐ結婚する傭兵、高品質の武具 2015.03.05 [grancrest]
  • 【休息/戦功1】夜営中、アルナ@同盟に新兵が「明日の戦いで死ぬかもしれないのが恐ろしい」と震えつつ打ち明けてきた。あなたなりのやり方で励ますならHP-1、SP+1。冷たく突き放すならHP+1。

    *****
    がんばれ、がんばれ(フラグの影に脅えつつ)
    HP 71/SP 24/戦功 23/同行者:もうすぐ結婚する傭兵 2015.03.04 [grancrest]
  • 【内政/戦功1】アルナ@同盟は領内の森林から切り出した木材の輸送を護衛する。地味な仕事ではあるが、これもまた国のために欠かせない資材だ。HP-2、SP+1。

    *****
    護衛任務のほうが激戦がなくて良いねぇ~
    HP 72/SP 23/戦功 22/同行者:もうすぐ結婚する傭兵 2015.03.02 [grancrest]
  • 【戦闘/戦功3】友軍の砦が、敵大部隊の奇襲を受けたとの報告! アルナ@同盟は救援部隊に志願するならHP-6、SP+2。今回は見送るならHP+2。

    *****
    今回は志願するかな!
    HP 74/SP 22/戦功 21/同行者:もうすぐ結婚する傭兵 2015.03.01 [grancrest]
  • 【ワークショップ】
     1)デッサン教室
     2)つまみ細工
     3)染物
     4)食品サンプル
     5)革細工
     6)トルコランプ(第2回)→緒形さん帰京後
     7)ガラス工芸
     8)工具カフェ(参考:http://www.kiwaseisakujo.jp/shop/pages/store.aspx#cafe_ginza 2015.02.27 [schedule]
  • 【戦闘/戦功2】アルナ@同盟の味方部隊が敵中で孤立している! 危険を承知で救出に行くならHP-6、SP+3。かわいそうだが自力でなんとかしてもらうならHP-1、SP+1。

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    悩ましいところですが、か弱い女子なので、相手には自力でどうにかしてもらうとしましょうか。
    HP 80/SP 20/戦功 20/同行者:もうすぐ結婚する傭兵 2015.02.27 [grancrest]
  • 【入手/戦功1】「この戦いが終わったら結婚するんだ」と、嬉しそうに話す傭兵がアルナ@同盟に同行が申し出た。承諾するなら《もうすぐ結婚する傭兵》を得る。嫌な予感がするので断るならHP+3。

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    フラグじゃないことを祈りつつ承諾。
    HP 81/SP 19/戦功 18/同行者:もうすぐ結婚する傭兵 2015.02.26 [grancrest]
  • 【内政/戦功2】アルナ@同盟は前戦近くに新たな砦を建設する作業に従事す
    る。監督するにせよみずから力仕事をするにせよ、HP-3、SP+1。

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    HP 81/SP 19/戦功 17 2015.02.25 [grancrest]
  • 【危機/戦功2】夜闇に紛れて突如、影の中からアルナ@同盟を襲う邪紋使いの暗殺者! あなたがアーティストか、アーティストの支援を得られればなんとか撃退でき、SP+5。でなければ傷を負い、HP-8。

    *****
    アーティストなので撃退成功。
    HP 84/SP 18/戦功 15 2015.02.24 [grancrest]
  • 【戦闘/戦功2】アルナ@同盟は遊撃部隊として戦場を駆け回り、友軍の支援を命じられた。HP-3。次の診断を引くまでにあなたが誰かを支援すれば、さらにSP+1。複数回支援した場合、最大3回(+3まで)有効。

    *****
    支援が必要な方、いらっしゃいませんか~~!(笑)
    HP 84/SP 13/戦功 13 2015.02.23 [grancrest]