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組織等:清都(国)

倭都卯においてもっとも小さい国と言われる。歴史は古く、古豪の国として名前が挙げらるが、長い間他国との関わりを断ち、全くと行っていい程親交が無いため、彼らの国がいかなるものかは、噂程度でしか知る事ができない。

古い習慣等が根強く残る国で、質素な暮らしが好まれているらしい。占(セン)と呼ばれる未来を予知する能力に秀でているといわれ、その能力を利用しようとする他国からたびたび侵略の危機にさらされて来た歴史を持つ。そのため、現在も他国からの一切の入国を拒み続けている。

●暮らし:基本的には自給自足の素朴かつ質素な生活。暮らしの至る所に占(セン)が活かされ、農耕を開始する日、収穫の日など、様々な面で彼らは能力を使いいろいろな事を決定する。派手な能力は使えないが、基本的には多くを求めない国民性であるため、彼らとしては何不自由無い生活であると感じている。<br />・人々の寿命は一般的な人間とほぼ同等(100歳前後)

・占(セン)が使えるが、湮や暁のような派手な魔法的なものは扱えない。

・体力的にもごく普通の人間。

・如何に未来を見通す力があるとはいえ、病気や死を避ける事はできない。

他国への移住は勿論、他国からの移民を受け入れる事も一切無い。清都から一度も出る事なく一生を終える者も多く、また出入りについては国の掟で固く禁じられているため、破る者は居ない。

占(セン):清都の女達がもつ清都固有の能力。未来を夢に見る事ができる能力と言われるが、実際は個人の潜在能力に左右される部分が多いため、未来の詳細までハッキリ分る者は少ない。物事の吉兆を占うために用いられることが多い。また、湮の魔法の様に特定の儀式等の結果として生み出される者ではないため、人に未来を見る方法等を伝授する事も出来ない。

大抵の者は未来にこんなようなことがおきるかもしれない、という予感を得るのみ。また、未来は常に変化するため、その時々によって様々に移ろう。

とはいえ、予め予想できれば避けられる事態もあろうという事で、清都の者たちは何か事をおこす前には大抵占(セン)に頼ることが習慣となっている。

また、清都の男達はその身にを鞘として各々剣を持っている。その剣は成長とともに常に体にちょうど良い大きさとなり出現する。念じれば出現するもの、腕を鞘に見立て引き出す所作を経て出現するものなど様々。剣の形状も様々ある。刃こぼれや折れる等もない便利なもの。代わりに男達は未来を見る事ができない。

政治:王を中心として複数の執政官が会議を重ね政治を取り仕切る。基本的には王がみる未来像をもとに国の舵取りを行う。

:清姫(せいき)と呼ばれる。代々女帝と決まっており、先代の王が死の間際に次代の王を先見し決定するしきたり。例外はない。清姫は国の全てを決定付ける未来をも先見することができるといわれる。血筋等は関係ないと言われるが、清姫の生まれやすい家柄というのはあるようで、自然、王の血筋を持つ家柄は限定されてくる。

また、能力の高い者は、念じることである程度望みのままに未来を変えることができるといわれるが、清姫といえどそこまでの能力値の持ち主はなかなか現れない模様。

軍隊:小国故に組織立った軍というものは存在しないが、有事に際しては男達が総出で立ち向かう。ただし、自らがもつ剣のみが武器となるため、組織的に訓練された軍を相手にするとなると少々荷が重い。そのため、占(セン)の力を上手に駆使し、予め様々な作戦を立て、戦闘回避する方向に持って行くのが常。