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組織等:湮(国)

大陸の南端に位置する古豪の国。その歴史は長く、大陸内では未だこの国が及ぼす影響は少なくない。

古くから存在する国ではあるが、争い事は好まず、また他国からの侵略も然程多くはなかった為か、古く荘厳な雰囲気の建造物が多く現存する。れんが造りの建物が多く見られ、観光地としても人気がある。

国としても観光客の受け入れについては寛容で、宿泊施設や商業施設も充実している。また、冬の時期になると街のあちらこちらに飾り付けを施す祭りが行われ、一層ノスタルジックな雰囲気の街並を見る事ができるが、その時期は湮の国民にとっては神聖な時期であるため、その時期の観光客の受け入れは基本的には行わない。

国民の殆どが魔法を使用する事ができる。

暮らし:電気・ガス等の科学的文明の利器は存在しない。そのかわり魔法の力を至る所で活用した暮らし。

街灯の灯りは炎の魔法で灯し、調理に使う火も魔法でおこす。生活の中にごく自然に魔法がとけ込んでいる。<br />・人々の寿命は一般的な人間とほぼ同等(100歳前後)

・魔法が使えるが、体力的にもごく普通の人間。

・魔法によって寿命を延ばしている者もいる(長寿魔法)ただし、不老や不死の魔法は存在しない。

国外へ移住する者も極稀には居るが、殆どが湮で生まれ湮で人生を終える。国外へ移住する際には湮で学んだ魔法に関する様々なことについて、忘却の魔法をかけられ記憶を一掃される。

移民の受け入れは基本的には行わない(魔法文化の保護のため)ただし、一時的なホームステイなどは気軽に許可される傾向にある。ただし、学校の授業に参加する場合は特別な許可が必要で、受けられる授業も限られるため、留学はほぼ確実に断られる。

魔法:世界にある様々な物質に宿るという力を引き出すために様々な角度から研究し極めた結果、長い儀式(リチュアル)や複雑な神秘象形(シンボル)を用い、魔韻を籠めた言霊で呪文(スペル)を組み上げることで精霊と接触をはかり力を借りる事に成功した。湮の国民はこの魔法を幼い頃から学校などで学び、能力の上下はあれど、国民皆が一様に使う事が出来る。ただし、長きに渡る鍛錬と勉強によってのみ魔法の力は得られる物であり、鍛錬の内容については湮国外に持ち出す事を一切禁じられている。

・長寿魔法は存在するが、不老不死になる魔法は存在しない。

・死んだ者を生き返らせる魔法は存在しない。

・怪我や病気を応急処置的に治す魔法は存在するが、不治の病をたちどころに治す等の魔法は存在しない。

・魔法も万能ではありません。救えるものもあれば救えないものもある。

魔法学校:湮の民がごく普通に生活する上でごく普通に進む学校。主に10〜18歳の少年少女が学ぶ。

全寮制・通学制、昼間・夜間等勉強スタイルは各学校により様々。この学生の間に優秀な魔法士となりそうなものは密かにリストアップされ、その後の人生において何処かの機関から声がかかる事もあるのだとか。<br />常であれば卒業後はもう一段上の大学へ進む者も居れば、就職する者もいる。就職先も様々で、家業を継ぐもの、観光客をもてなす為に観光局へ勤めるものなど様々。

政治:を頂点とした議会制。基本的には王に権力を集中させているが、王の決定が全てではなく、必ず議会へも意見を伺い、総意の上で方向性を決定する。この国に於いては魔法の力が強いものが優先される向きがあるが、それだけで全てが決まるわけではない。

:世襲ではなく、毎回前王と議会による協議の結果次代の王が決まる。任期は特には定まっていないが、独裁政治をちらつかせる等した場合は即交代もあり得る。王は当代の中で最も魔法の力が強いものが望ましいとはされているが、もちろん性格的・人望的な要素も考慮されるため、能力が高ければ即選出とはならないようだ。

また議会の重役達は魔法学校を始め一般市民やその他王宮で働くものなど様々な者の魔法力が記載されたリストを持ってるとも噂され、その中から王たるものが選出されると言われる。

議会:王の直下にある機関だが、王に対し意見を述べ、時に王を諌めることもある。12人で構成され、立候補者の中から選挙にて選ばれる。もちろん、立候補には厳しい条件が課せられており、誰でもが立候補できるわけではない。任期は最長で10年であり、任期満了後は再度立候補するかそのまま退職となる。

議会のメンバーに関しては魔法の力の優劣については問われないが、やはり魔法に長けた者が選ばれる事が多い。

軍隊:存在しない。

そのかわり国民のほぼ全員が魔法を使得るため、有事には国民の大半が戦力となる。

また国境には王が強力な魔法壁を張り巡らせているため、湮に悪意を持つ者の入国は拒まれる。